今回は美容師の就職先の選び方です!
「どんな美容室に就職すればいいんだろう?」
と悩む時期ありますよね!
私はまったく違った系統の美容室を4店舗ほど経験してきました。
また派遣美容師の経験もあり色んな美容室を見てきました!
そこで就職または再就職するにはどんな美容室が良いのか大切な6つのポイントをお伝え致します!
自分がなりたい美容師像をイメージする
一番大切な事はどのような将来像があり、どのような仕事がしたいのか希望のイメージを具体化して下さい。
なぜならサロンに入社して「何がしたいか」を明確にしないと、どんな条件のサロンが自分に合うかわからないからです。
単純に美容学校を卒業しても美容師、ヘアメイク、アイリストなど業種も選択できますし、美容室一つとっても得意な技術の違いや、サロンワーク以外の活動など様々な違いがあります。
自分のやりたい事、なりたい姿をより具体的にイメージできれば、サロン選びをしやすくなります。
どんな教育なのか
簡単に言うと自分が成長できる環境がその美容室にあるかどうかです。
しっかりとした教育システム、カリキュラムがあるか確認して下さい。
美容師はスタイリストになるまで、シャンプーから始まりカラー、パーマ、ブロー、カットなどを学びますが、美容技術の習得は容易ではありません。
店内での教育や先輩からの指導が大切なので、教育システムやカリキュラムの有無は重要です。
何年でスタイリストになれるのか?
朝練主体の店か夜練主体の店か?
店の練習会などの有無
外部練習会などの有無
学びたい技術が学べるか?(まつ毛関連、メイク、ヘアセット、着付けなど)
上下関係がしっかりできているか?(経験上、しっかりとした上下関係がない店は教育もなぁなぁになりがちです。)
最近、求人票で「早く帰れます」 「練習は営業時間内にできる」などが見受けられますが、そういった事を売りにしているサロンは注意して下さい。
練習が少ないというのは上達しないという事に近いのです。
お店の規模
大きく分けると有名店、大型チェーン店、個人店に分かれます。
サロンの将来性と自分の目標を重ねて選んで頂くと良いと思います。
独断と偏見もあるかもしれませんが、それぞれ特長をあげてみますと、
有名店
人気があるのと、会社の数が少ないので入社するのが大変。(中途採用なら入りやすいかもしれません)
雑誌の仕事、芸能人のヘアを担当している先輩がいる。
美容師自身の容姿やファッションセンスを求められる。
大型店
お客様の数が多い。
多角的な教育、意見が得られる。
店舗が複数ある会社は店舗移動がある。
海外研修などがある。
独立支援という形でフランチャイズオーナーになれるシステムがある。
個人店
アットホームな雰囲気。
地域密着なお店が多いのでお客様と長くお付き合いできる。
リピート率が高い。
サロンの雰囲気や特長
アットホーム、高級感、ナチュラルなど様々なイメージがあります。
働いてる人、一人一人が出す雰囲気やオーラのような物がミックスされてサロン内の空気が作られている様に感じます。
美容の技術を習得する事だけで大変なので、人間関係や環境などに悩んでいられません。
スタッフ間の仲が良いのは良いことですが、友達のような緊張感の無い関係よりは、お互い切磋琢磨して向上しあえる関係の方が良いと思います。
そして、暇な店よりは繁盛店の方が良いと思います。
暇な店には暇な理由があり、暇な店で年数を重ねて美容歴が長くても、繁盛店であれば同じ経験をより短い期間で経験できる可能性があがります。
立地もターミナル駅にあるお店は新規客が多く、年齢層が若めですがリピート率は低い傾向にあります。
逆に地域密着店は子供からお年寄りまで幅広い年代の方が多くいらっしゃいます。
代表の考えと経営方針
就職したいサロンに目星をつけたら、ホームページや求人媒体、ブログ、SNSなどで会社の経営理念や経営方針を見ましょう。
経営理念にはお客様に向けたものと店舗内のスタッフに向けたものがあります。
個性的な理念もあったりと様々な考えを持つ代表の方がいらっしゃいますが、最も大切にしている部分が理念にあたるので、その考えに自身が共感できるかが大切です!
この理念がもとになり、サロンのお客様へのサービス内容や、従業員への対偶、サロン内のルールなどが決まります。
労働条件
給与や社会保障、休日などです。
最近は以前に比べ社会保険の加入している会社も増えました。
社会保険はやはり、導入している会社の方が良いかなと思います。
特に女性等は産休や育休制度の利用も受けられたりと、もしもの時に備えて入っていた方が安心できます。
初任給や、基本給は高すぎても低すぎても少し疑問です。
大切な事は基本給は平凡でも自分の頑張り次第で給与が上がる仕組みが良いと思います。
高い基本給の所は従業員にとってプラスと捉える側面もあります。しかし「すぐ辞めてしまう」や「求人しても応募が来ない」の打開策になっている場合もありますので、注意して下さい。
アシスタント、スタイリストによって給与体制は異なるのでアシスタントのうちからスタイリストの給与体制もチェックした方が良いです。
休日は現状、個人のやる気や事情に合わせて選択制の所が良いと思います、
まとめ
会社の求人票を見て会社から与えられる事を求めるばかりでは自分自身の成長はできません。
「自分が会社に何をしてあげられるか、どんな形で貢献できるか」
と考える事が結果的に私達美容師自身の価値に繋がります!
皆さまには、良い美容師人生を送って頂きたいので参考にしてみてください^_^